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EC運営に関わるなら知っておきたいGoogle Analytics4の分析ポイント

2023.10.31

EC運営に関わるなら知っておきたいGoogle Analytics4の分析ポイント

Webサイトのアクセス解析に必須のツールであるGoogle Analytics。

2023年7月1日から最新バージョンのGoogle Analytics4(GA4)にアップグレードされ、旧バージョンであるユニバーサルアナリティクス(UA)とは別物といえるほどの変更が入りました。

この記事では、ECサイト制作に特化した制作会社の目線で、ECサイト分析に必要な指標や用語について解説していきます。

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ECサイト分析の際に重要となる指標とは?

GA4には様々な機能が存在します。その中でも「レポート」ではUAよりも簡単にサイト情報が確認できるようになりました。

本記事では「レポート」を確認してECサイトの分析を行う際に重要となる指標や特徴を説明します。

イベント

GA4では、ページビューもクリックもスクロールも、すべて同じ「イベント」という名称で呼ばれます。UAでは、ページビューとイベント(クリック・スクロール)に分けられていましたが、統一されました。

「イベント名」と複数のパラメータ(個別のイベントを識別するタグ)というシンプルな構造でUAの時よりも理解しやすくなりました。

イベントの種別の詳細について

自動収集イベント

GA4が自動的に収集するイベントで、事前に設定は不要です。
クリックイベント(外部リンクを自動で計測するもの)やページビュー、初回訪問といったイベントが含まれます。
また、手動での有効化によって自動収集されるイベントも存在し、ページのスクロール(scroll)、ファイルのダウンロード(file_download)などが含まれます。

[GA4] 自動収集イベント – アナリティクスヘルプ

推奨イベント

サイトの業種毎に設定することが推奨されるイベントです。データの収集には手動設定が必要です。
コンテンツのシェア(share)、購入(purchase)、検索(search)、ユーザー登録(sign_up)など、すべてのプロパティ向け・オンライン販売向け・ゲーム向けの3分類が存在しています。

すべての推奨イベントは、GA4のヘルプを参考にしてください。

[GA4] 推奨イベント – アナリティクスヘルプ

カスタムイベント

これまでの2つのイベント以外で、任意にデータを収集したいときに設定するのがカスタムイベントです。
独自のイベント名とパラメータ名を定義でき、GA4とGoogle Tag Manager(GTM)から設定が可能です。

カスタムイベントでは自由にイベントを定義可能ですが、定義を間違えると意味のない計測になる可能性があります。エラーを避けるためには、無闇にカスタムイベントを追加せず、自動収集イベントや推奨イベントで収集できない値のみカスタムイベントを設定するようにしましょう。

ECサイトの計測に関わるイベント

自動収集イベントと推奨イベントの中から、特に重要と考えられるイベントをいくつかピックアップします。
それぞれのイベントはGA上のメニュー「ライフサイクル>エンゲージメント>イベント」から確認することが可能です。

scroll

ユーザーが各ページの最下部まで初めてスクロールしたとき(垂直方向に 90% の深さまで表示されたときなど)。
LPなどのコンテンツがどの程度閲覧されているかを確認するために活用できるでしょう。

user_engagement

アプリがフォアグラウンド表示(アクティブな状態)またはウェブページにフォーカスがある状態が1秒以上続いたとき。
サイト内にユーザーが滞在した時間を計測しています。後述の「エンゲージメント率」の計測にも関わるイベントです。

view_search_results

ユーザーによって検索結果ページが表示されたとき。
クエリパラメータが含まれているかどうかで計測の判定を行い、検索結果表示のたびに記録されます。
サイト内の検索ボックスに入力された値を収集するため、ECサイトでは商品検索のアイテムを確認できる重要なイベントです。

オンライン販売向けイベント

add_to_cart:ユーザーがショッピング カートに商品を追加したとき
purchase:ユーザーが購入手続きを完了したとき
remove_from_cart:ユーザーがショッピング カートから商品を削除したとき
view_item:ユーザーが商品を閲覧したとき

これらはいずれも推奨イベントの中の「オンライン販売向け」に含まれるイベントです。商品の購入プロセスに関わる数値を計測するため、特に重要な指標です。

コンバージョンについて

前述した通り、GA4ではすべての指標を「イベント」として計測します。そのイベントの中からサイトにおける目標につながるようなアクションを「コンバージョン」として任意に設定することができます。

コンバージョンを設定することによるメリットとして、目標に対してのサイトの現状の数値を確認できること、その数値が改善のヒントに繋がることが考えられます。うまく利用してサイト成績の向上に繋げていきましょう。

注意点として、GA4のコンバージョンはUAと計測方法が違います。そのため過去のデータと比較するとGA4で計測したデータの方が多く見えるため気をつけましょう。

集客

セッション数

セッション数とは、ユーザーが訪問してから離脱するまでの一連の流れの回数を指し示す指標です。
似ている指標としてページビュー数がありますが、こちらはユーザーがページを閲覧した合計回数を表します。そのため、同じユーザーが複数回ページを閲覧した場合もその回数分だけカウントされてしまいます。

ページビュー数よりも、セッション数のほうがユーザー別にサイト訪問時の行動回数を確認できるため、より重要な指標と考えられるでしょう。

メニューの「レポート>集客>トラフィック獲得」から標準レポートを確認することチャネル別(Webサイトのアクセス経路別)にチェックが可能です。
その際、日付別にセッション数を比較、確認することを忘れないようにしましょう。

参照元

参照元とは、ユーザーがどこを経由してサイトへ来たのかが確認できる指標です。

SNSや広告など、Webサイトへの流入元をを確認することができ、マーケティング方法の解析や考案の役に立つでしょう。
メニュー「集客>トラフィック獲得」にて、指標を「セッションの参照元」に変更すると確認することが可能です。

実際に参照元の値として確認できる項目は下記の通りです。

direct:参照元が判別できない流入
google:Googleからの流入
yahoo:Yahoo!からの流入
bing:bingからの流入
notset:何らかの理由で当該項目のデータを取得できなかったことを意味する値
〇〇.com:具体的なサイトURLからの流入

エンゲージメント

GA4で新たに追加された指標で、ユーザーがサイトやアプリに対して行った、クリックやスクロールといった行動を指します。
具体的には下記の行動がエンゲージメントとして集計されます。

  • 10 秒を超えて継続したセッション
  • コンバージョン イベントが発生したセッション
  • または 2 回以上のページビューもしくはスクリーン ビューが発生したセッション

全セッションの中で、エンゲージメントが発生したセッションの割合をエンゲージメント率と呼びます。このエンゲージメント率によって、どれほどのユーザーが有意義なエンゲージメントに結びついているのかを確認することが可能となるため、特に重要な指標と考えられます。

エンゲージメントは、メニュー「ライフサイクル>エンゲージメント」のエンゲージメントレポートから確認することが可能です。

ユーザー属性

GA4ではサイトを訪れたユーザーの属性(国・地域・市区町村・言語・年齢・性別・インタレストカテゴリ)を確認できます。

ターゲットと実際に訪問しているユーザーが合致しているかをチェックすることが可能になります。
ユーザー属性は、メニュー「レポート>ユーザー属性>ユーザー属性の詳細」から確認可能です。

サーチコンソール

Google Search Console(サーチコンソール)とは、Googleが提供するGoogle検索でのWebサイトのパフォーマンス分析用の無料ツールです。

検索での表示回数、クリック数、クリック率やキーワードごとの平均検索順位から、被リンク数やページURLなどサイト別に確認・管理することができます。
元々サーチコンソールとGA4は連携していませんでしたが、バージョンアップによって現在は連携が可能になりました。

GA4での計測はサイトに来訪してからのデータがメインであるため、来訪前のデータの計測はできません。そこでサーチコンソールの出番となります。連携することでどのようなキーワードで検索し流入したのか、キーワードごとの順位は何位なのか、クリック数(率)はどれくらいかがGA4上で確認できるようになります。

GA4と連携することで確認できるレポートは2つ存在します。

「Googleオーガニック検索レポート:ランディングページ」レポート

Webページごとに表示回数、クリック数(率)、平均検索順位が確認でき、GA4側の計測データであるエンゲージメントのあったセッション数、エンゲージメント率、平均エンゲージメント時間、イベント数(選択可)、コンバージョン(選択可)、広告収益を比較して確認することができます。

ページごとに表示回数とエンゲージメント率の比較を行ったり、コンバージョン発生ページと平均検索順位を見比べることで改善度の高いページの特定に繋がります。

「Googleのオーガニック検索クエリ」レポート

Google検索キーワードごとのクリック数、表示回数、クリック率、平均検索順位の確認が出来ます。

Webサイトサイトにどのような検索キーワードで来訪しているのか、狙ったキーワードが平均何位程で表示され、どの程度クリックされているのかといった情報の確認が可能になります。

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まとめ

GA4では、前バージョンであるユニバーサルアナリティクスよりも「レポート」機能により簡単でわかりやすくサイトの情報が見れるようになりました。

ただ、「レポート」にない情報が知りたい場合は「探索」という機能を使いこなすことも必要になります。
「探索」について知りたい、運用のサポートが必要、という方はぜひトライムまでご相談ください。GA4を利用し、詳細な分析とレポート作成によってお手伝いさせていただきます。

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