IoT時代とWeb制作会社の関わりについて

2020年3月、大手キャリアによって開始された5Gですが、今後数年かけて一般に浸透していくと見られています。
そして、5Gの普及に伴いIoT(Internet of Things)が更に成長、加速していく考えられています。
この記事では、Web制作会社が今後IoTとどのように関わっていくのか、そして適応していけばよいのかを考えてみたいと思います。

IoTについて、おさらい

IoT:Internet of Thingsとは、モノのインターネットと訳され、パソコンやスマートフォン、タブレット端末以外の身近にある様々なデバイスからインターネットに接続できるようになることを意味しています。

Google Home や Amazon EchoといったAIスピーカーもIoTの一種です。

この概念がこの先数年で更に一般的になり、私達の生活の中に根付いて身近にものになっていくと考えられています。
また、経済産業省によって、2030年にはAIやIoTに関わる先端IT人材が55万人足りなくなるという発表が行われました。そして、この発表では同時に従来型IT人材が10万人も余るという予測もされています。
ここでいう従来型IT人材とは、システム開発や保守・運用を行う人材を指しており、それらは依然としてIT需要の大半を占めるものの、人材自体は需要に対して供給過多になるという内容の予測となっています。

上記の点からも、IoTのような新しい技術に適応することがWeb制作会社にとってはマストである、ということは間違いないでしょう。
次項からは、Web制作とIoT技術がどのようなシチュエーションで連携出来るかを考えてみます。

参考記事:日経クロステック 日経技術者不足の衝撃実態、従来型IT人材は2030年に10万人余る
参考資料: 経済産業省 IT人材需給に関する調査

IoT⇔Webの連携

IoTの開発にあたって必須であるエンジニアは2種類存在しています。

まず、IoT機器に内蔵する様々な機能をコントロールするためのシステムを開発する、組み込み用のエンジニア。
前項の内容でいう先端IT人材にあたり、AIやIoTの各機器に対する知識を持っていることが重要となります。
そして、開発されたIoT機器の操作を行うために、Web上での操作画面の制作や、IoT機器へと命令を送るためのプログラムを制作するWeb系のエンジニア。
こちらは従来型IT人材に近いですが、やはりIoTに対する知識や技術を保有していることが必要です。

当然、組織/各個人での学習は必要になりますが、Web制作会社としては後者のパターンでこれまで培ったノウハウを発揮出来るのではないでしょうか。

Web⇨IoTの連携

様々な形式のIoT機器がこれから開発され、流通していくと考えられますが、画面や音声での出力が可能な機器であれば、 WebAPIを駆使することで 、Web上のコンテンツのIoT機器とのフレキシブルな連携が可能になるでしょう。
例えば、お気に入りのサイト上で更新された最新記事の文章などを取得しスマートスピーカー側で読み上げを行ったり、実店舗でスマートグラスから商品の詳細情報をWebサイトへ読みに行くなど。
また、デジタルサイネージや、カーメディアなどではWeb側のコンテンツ自体を最適化させて表示させることで様々な活用が可能です。

WebAPIによる様々なデバイス間のコンテンツの共有は既にWebサイト、モバイルアプリ間でも確立されている技術であるため、これから登場するIoT機器と連携を行う際にも流用しやすいのではないでしょうか。

IoT⇨Webの連携

IoT機器からWebへと連携する場合では、IoT機器とECサイトを連携させて、洗剤などの日用品や靴下やインナーというような消耗品が切れそうな時に自動で買い物カゴに入れる、もしくは音声などで指示して購入までを行わせる、というような形での連携が考えられます。

この場合では、ECサイト側でIoTからの情報を受け取った後の処理を行うのはWeb制作側の対応になると思われます。

IoT時代とWeb制作会社の関わりについてまとめ

ここまで、Web制作会社として、IoTとの連携で何が出来るのかをまとめてきました。
まだ未来の話ではありますが、なにかのきっかけで爆発的に新しい技術が発達する可能性もあります。
その時に慌てることのないよう、最新情報に気を配り、進んで新しい技術を取り入れていきましょう。