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自宅と実家のネット環境をWi-Fi 6に変えてみた

2020.12.09

こんにちは、こんばんは、Webディレクターのもっちです(=゚ω゚)ノ

少し時間が空いてしまいましたが、その間にiPhone12miniに機種変更しました。
iPhone7からの機種変更だったのですが、やはり処理速度の向上に感動しましたね。
サイズ・重量ともに本当に気に入っています。
ただ、噂の5Gの恩恵はまだ感じれていないので、これは普及されてからですね…

ただ、iPhone12シリーズはWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しているということで、それは体感したい!!と思い立ち、早速自宅のルーターを変更しネット環境を改善してみました。

Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)とは

PCやスマホ、ゲーム機、最近だと家電などにもWi-Fiは欠かせない存在となりましたが、最新のWi-Fi規格が「Wi-Fi 6」です。
「wifi6」や、「WI-FI6」、「11ax」などのように表現されることがありますが、正式には「Wi-Fi 6」「IEEE 802.11ax」と記述します。

さて、Wi-Fi 6の「6」とはなんなのか。
この答えは単純明快、5Gと同じようにWi-Fiの第6世代のWi-Fi規格だからです。
Wi-Fi規格の正式名称は「IEEE 802.11○(〇にはアルファベットが入ります)」で、IEEE802を除いた「11+アルファベット」が通称となり、「11n」や「11ac」という風に、正式な規格名称を省略して使っていました。

実際には、「IEEE…」という規格名称は知らないけど、「Wi-Fi」は知っているという方の方が多いのではないかと思います。
そこで、「Wi-Fi」規格の新旧をよりわかりやすくするために、6番目のWi-Fi規格「11ax(IEEE 802.11ax)」を「Wi-Fi 6」と呼ぶことになりました。(注1)
それに伴って、1つ前の「11ac」は「Wi-Fi 5」、2つ前の「11n」は「Wi-Fi 4」と呼ばれます。

(注1) 「Wi-Fi」の規格はIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、日本語では米国電気電子学会。読み方はアイ・トリプル・イー)という学会が決めています。「Wi-Fi」の規格は、1997年に標準化された「IEEE 802.11」の後ろにアルファベットを付けて世代を表していました。
一方で、「Wi-Fi」という呼び方は、Wi-Fiを普及させることを目的にした「Wi-Fi Alliance」という業界団体が使用しているブランド名です。

Wi-Fi 6のメリット

Wi-Fi規格が新しく「Wi-Fi 6」になることのメリットですが、今までのWi-Fiと比べて「高速」「混雑に強い」「省エネ」という3つの特長が挙げられます。
ここでは、「Wi-Fi 6」を使うことで、何が変わるのかを紹介します。

高速

インターネット動画の高解像度化や、ネットワークゲームの高画質化が進んでいますが、みなさんは、動画の視聴中に映像が途切れたり、ゲーム中に遅延が発生したりといった経験はないでしょうか。
最近ではリモートワークの普及によりビデオ会議等も増え、画面が固まってしまったりした経験もあるのではないでしょうか。

そういったコンテンツは大容量のデータ転送が必要なため、より高速なネットワーク環境が求められます。
「Wi-Fi 6(11ax)」の最大通信速度(理論値)は、「Wi-Fi 5(11ac)」と比べて約1.4倍も高速となっており、8Kや4Kといった高解像度の映像配信が可能になったり、データの送受信にかかる時間が大幅に短縮されます。
しかも、5GHz帯と2.4GHz帯の両方が使えるため、電波の状況に応じてつなぎ変えても快適に利用できます。(注2)

(注2) 2.4GHz帯は周波数が低いので、「障害物を迂回して遠くまで届きやすい」という特徴があるのに対し、5GHz帯は「周波数が高いので、障害物による減衰(電波が弱くなる)が大きいが、近距離ならば速度低下しにくく、通信が途切れにくい」という特徴があります。

混雑に強い

自宅や会社で何気なくWi-Fiを使っていると思いますが、「Wi-Fiが遅い」「つながりにくい」と感じたことはありませんか?
最近では、スマートフォンやパソコン、ゲーム機はもちろん、テレビやエアコン、Webカメラといったスマート家電やIoT機器など、Wi-Fiにつながる機器がどんどん増えています。
Wi-Fiに同時につなぐ台数が増えると、通信が混雑しやすくなり、「遅い」「つながりにくい」と感じることが増えてきます。
「Wi-Fi 6(11ax)」には、「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」という技術が採用されており、多台数の機器が同時にWi-Fiにつながっている状態でも、通信の順番待ちが発生しないので、快適にWi-Fiを利用できます。

省エネ

「Wi-Fi 6(11ax)」には、スマートフォンなど子機側のバッテリー消費を抑える「TWT(Target Wake Time)」という技術が採用されています。
Wi-Fi親機から端末へのデータ通信タイミングを調整し、信号受信待機の必要がない時に子機側の通信機能をスリープ状態へ移行させることで消費電力を抑え、バッテリーを長持ちさせることができます。
今後、TWT対応スマートフォンなどの登場が期待されています。

まとめ

次世代の高速モバイル通信規格として注目されているのは「5G」ですが、「Wi-Fi 6」と「5G」はそれぞれが弱点を補完し合うような関係性です。
「Wi-Fi 6」は限定されたエリアでの通信に、「5G」は基地局を経由して広範囲の通信に使われます。(注3)
たとえば、オフィスや観光施設といった一定のエリアにたくさんの人が集まって同時に通信を行う場合には「Wi-Fi 6」が活躍し、今後普及が予想されているドローンを利用した荷物の配送といった屋外・長距離の通信が必要な場合には「5G」が活躍します。
これから先、「5G」と「Wi-Fi 6」は、AIの活用やIoTの普及など社会の高度化に欠かせないインフラとしてどんどん普及していくことが予想されます。

今ではどこでも仕事ができるようになった時代、まだまだ在宅ワークが続いている方も多くいらっしゃると思います。
少しでもストレスフリーに作業が行えるようご自宅のネット環境を見直してみるのはいかがでしたでしょうか?
それでは、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。
また次回のブログでお会いしましょう(=゚ω゚)ノ

(注3) 5Gにも「ミリ波」と「Sub6」という2つの周波数帯が存在し、「ミリ波」は高速通信、低遅延、多数同時接続などが見込まれる一方、まだまだ技術的に難しく、すぐには普及が難しい状況です。いつ一般的に利用できるようになるのかの目途もわかっていません。その点Sub6は2023年~2025年までに全国に普及予定ですが、速度、同時接続において大きくミリ波に劣るというデメリットもあります。


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