箱根関所で江戸時代にタイムスリップした気分を味わおう!

少し前のことになりますが箱根関所に行ってきました。
江戸時代の資料に基づいて、当時と同じ技術で再現された建物は
雰囲気抜群でタイムスリップしたかのようでした。

箱根関所の歴史

浮世絵に描かれた箱根

江戸と京都、大阪の三都を結ぶ東海道は浮世絵にも多く描かれていますが、
当時の最も重要な交通路でした。

歌川広重 東海道五拾三次 箱根

歌川広重による、大ヒットシリーズ『東海道五拾三次』の箱根を描いた一枚です。
鋭く切り立った崖の険しい二子山そして芦ノ湖、その向こうに富士山が見えています。

「箱根の山は 天下の険」と言われますが、その表現が腑に落ちる一枚です。

入鉄炮出女

箱根関所は小田原藩が管理、運営を担い、江戸へ入る危険がないか、
また江戸から不法に出て行く者がいないかを監視しました。
これがよくいう入鉄炮出女(いりてっぽうとでおんな)です。

江戸に鉄砲が持ち込まれないようにすること。
江戸屋敷に人質として預けられている大名の妻や家族が
江戸から出て行かないようにすること。


女性の身体的特徴を専門に検分する人見女

以上二つは、江戸の治安維持のために大変重要でした。
これらの法を犯した者は関所破りとして厳しく裁かれ、
磔などの厳罰に処せられました。

というのは建前で、鉄砲の方はともかく、
単純な違法通行に関しては実際は穏便に済ませていたようです。

「お役人さま、これを…」
「っ!? ほほう、これは良い饅頭じゃな。うむ、通って良いぞ」

という、袖の下作戦も有効だったといいます。

江戸以前の箱根関所

箱根関所の歴史は意外に古く、奈良・平安時代には関東を防衛する目的で、
箱根に関所が作られていたといいます。ただし現在の場所と同じではないようです。

実際に行ってみるとわかりますが箱根は上の広重の浮世絵にも描かれているとおり、
本当に傾斜がきつく、馬力の弱い軽自動車だと登るのも一苦労の土地です。

そのような土地が古代から自然の砦として使われていたのですね。

現在の箱根関所

復元された箱根関所


現在の箱根関所は2004年にその一部が、
2007年に石垣等の大規模な復元工事が行われて一般に公開されました。

周辺の電線を地中に埋設しているため、
復元した建物の景観も損なわれることなく芦ノ湖の畔に
往時を偲ばせる姿で建っています。

建物は当時の資料に基づいて再建されているため、
釘には竹釘が使われ、塗装には柿渋が使われていました。
安易に触ると柿渋が付いちゃうので注意が必要です。


建物の中に入ることもできます。
箱根の関所役人が書き残した箱根関所日記書抜を参考に、
関所内の家具や、武具なども復元されています。


当時の人々を再現した人形は、色が塗られていませんが、
こちらはどのような服を着ていたかなどの資料が不足しているため、
着色していないそうです。

間違った歴史を伝えたくないというこだわりを感じます。

時代劇の上演

時期によっては大番所前で時代劇が上演されています。

役人が怪しい旅人たちを取り調べます。


「お願いします。お役人さま」
「う〜む、どうしよっかなぁ…。」
「どうか、よしなに…」
「やっぱり、怪しいから牢に入っておけ。ん? そこのお前もだ!」


え…、なぜか一緒に牢に入れられてしまい泣く私。

お食事も出来ます


こちらのお蕎麦屋さんで食事をしました。


天ざるです。

まとめ

箱根は東京からも近く、気軽に行けますが、
温泉あり、歴史あり、箱根彫刻の森美術館なども楽しいですので、
ぜひぜひ週末を利用して出かけてみてください。

Writer

ko

KO

誕生日に会社のみんなから『世界文学全集』をプレゼントしてもらった読書好きフロントエンド・エンジニアです。WordPressとMovableTypeが得意ですが、本当の特技は薪割りです。

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