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NFTについての概要まとめ

2021.12.14

Webディレクターのもっちです。

最近「NFTアートが数億円で落札」といった夢のあるニュースを見た方も多いと思います。
しかし、「え?NFTってそもそもなに?」とか「NFTのなにがすごいの?」など、なんか世間が盛り上がってるから既に聞きづらいという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、NFTとはそもそもなんぞや?という基本情報から、調べたことをなるべく咀嚼しながら書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

NFTとは

略称について

まずはじめに、そもそもNFTってなんなの?という疑問から解決していこうと思います。
NFTとは「Non-Fungible Token:非代替性トークン」の略称です。
あ、ちょっと待ってください!急に英語を出したり、非代替性みたいな意味わからない日本語を使ったことは謝りますから、アレルギー反応起こして読むのをやめないでください!ね?
記事を書く上で正式名称はお伝えするべきと思ってお伝えはしましたが、正直正式名称は覚えなくても良いと考えております。
例えばSNS、Social Networking Serviceの略称ですが、TwitterやInstagramといえば現在は大体の方がどんなものかイメージが出来て、利用することができる時代となりました。
大事なのは学校の授業やテストのように正式名称が答えられることではなく、どんなものかをイメージでき、正しく利用できるかどうかが大事だからです。
まずはそういう略称なんだ~くらいで読み進めていただければと思います。

NFTのイメージ

前述したように略称は覚える必要がないと考えておりますが、どんなものか分からないとイメージもできないと思います。
「非代替性トークン」と前述しましたが、つまりは「唯一無二の価値を持つデジタル資産」を「所有」するということなんです。

例えば皆さんが家や車を購入するとき、契約書を交わして所有権を得ますよね?
また、古くなった車などを売りに出した時も誰から誰に譲渡されていったか証明できる書類などが存在すると思います。
上記のようにフィジカルなものについては契約書等を交わして所有権を得ていましたが、ではデジタルデータについては本当に「所有」できていたと言えるでしょうか?

LINEやTwitter、Instagramをはじめとする何かしらのSNSをほぼすべての人が利用する時代で、無意識に「共有」はできていたと思います。
皆さんも映えを意識した写真を撮ってSNSに投稿したことが1度や2度はあるのではないでしょうか?
個人情報云々は置いておくとして、なぜそんなに簡単にシェアができるのか?
それはフィジカルなものと比べて、デジタルデータをいくら共有しても「減らない」からだと考えます。
デジタルなものは「複製」が可能です、故に減ることもなく「価値がない」と思われているわけです。
それによりイラストや音楽などの権利所有者はとても苦しい思いをしているわけです。
もうね、映画泥棒大発生みたいなものです。

ブロックチェーン

では、今までシェアした写真や画像ファイルなどが誰のものなのか、証明できるのでしょうか?
実はこの認識が終わりを迎えようとしているわけです。

現在、デジタルデータに所有者を証明するものを混ぜられるようになりました。
契約書類に捺印するイメージですね。
この技術を「ブロックチェーン」といいます。
ブロックチェーン自体の技術については本記事では言及致しませんが、誰のものか、該当のデジタルデータがどのように譲渡されてきたのかを証明することができるようになったということを覚えていただければ問題ありません。

フィジカルの世界では例えばお金のように誰のものかを証明せずに交換すべきもの、車のように誰のものかを証明して交換してはいけないものを所有物として定義ができていました。
ではデジタルの世界ではどうでしょうか?
誰のものかを証明せずに交換すべきものとして仮想通貨や暗号資産と呼ばれるものがあると思います。
仮想通貨で1ビットコイン毎に「私のだ!」とはならないと思いますが、画像や映像、音楽といったデジタルデータはどうでしょうか?
気に入った画像やイラストをスクリーンショットで保存したり、ダウンロードしてSNSなどに使用した経験、ある方いらっしゃいませんか?
勿論権利を放棄していれば別ですが、今後購入してダウンロードした画像や音楽データなどを第三者が勝手に使用することができなくなる時代がやってきます。
それはつまり、購入した楽曲やダウンロードした画像を第三者に売ることが出来るようになる、ということなんです。

なぜ話題になったのか?

さて、ではNFTというデジタルを所有する技術について、なぜ話題になり始めたのか。
それはある高額取引がキッカケとなったのです。

2021年、Twitter社のCEOにして創業者であるジャック・ドーシー氏の世界で一番最初のツイートにブロックチェーン技術を施しました。
このツイートは世界で唯一無二のデジタルデータとなったわけです。
そのツイートがなんと約3億6000万円で落札されたのです。
いやぁ~夢がありますね(笑)
私のどうしようもないツイートが億単位で売れないものかと、ずんの飯尾さんのボケのようなことを言っていた時期もありました…
しかし私のツイートでも、万が一にも価値が生まれるよと示したのがジャック・ドーシー氏だったのです。

そこから間もなくしてBeepleというアーティストの作品が約75億円で落札されました。
もうブルゾンちえみさんのオチに使われる数字やん!!とツッコミが止まりませんが、デジタルデータとしては過去最高額での取引となります。

マーケットプレイス

さて、NFTはお金になる!!と聞いて皆さんも欲しくなったのではないでしょうか?
日本では現在LINE、メルカリ、GMOがNFTのマーケットプレイスを開くと表明しておりますが、世界では既に「OpenSea」という世界最大のNFTマーケットプレイスが存在しております。

OpenSeaでは様々なデジタルデータをイーサリアム(仮想通貨)で売買取引しています。
ではなぜ、イーサリアムで取引がされているのでしょうか?
数ある仮想通貨の中で時価総額が最も大きいものはビットコインです。
そのビットコインではなくイーサリアムを使用している理由としては、スマートコントラクト機能を有していることが挙げられます。
スマートコントラクト機能はブロックチェーンシステム上で、規定のルールに従ってトランザクションや外部情報をトリガーに実行されるプログラムあるいはコンピュータプロトコルのことです。
つまり、誰のものかを証明する情報をデジタルデータに入れ込めるか入れ込めないかの違いです。

円やドルなどで取引できるマーケットプレイスもなくはないですが、現状はイーサリアムなど特定の仮想通貨を経由しての売買が主流となっております。

まとめ

さて、今話題のNFTについて概要と話題になった経緯などを記述させていただきましたが、いかがでしょうか?

1点間違えないでいただきたいことは、すべてのNFTに値段がつくわけではありません。
NFTはあくまでデジタルデータを所有できるようになるという技術であって、NFTだから価値のあるデータというわけではないからです。
NFTは金になる!!ということでね、もう目を血走らせながら利益を取りに走っていく前にね、ここは混在しないようにしましょう。
フィジカルの世界と同じです、大事に読んできた大切な漫画をBOOK OFFに売りに行って、全巻で500円みたいなね。
え?嘘でしょ?と叫びたくなりますが、需要と供給のバランスを考えれば価値のあるものを作り出したり、見つけ出す方が難しいわけです。

また、マーケットの整備もこれから進んでいくものです。
現在だとイーサリアムの手数料等が高く、なかなか手が出しづらいものとなっております。
最初期では1つのNFTを販売するために、手数料が2~3万円かかっていたとのことで、安価なNFTを売りに出してしまうと手数料負けしてしまうため、高額なアートなどが主流の商材となっているわけです。

これからどんどんマーケットが整備され、手数料などのコストが抑えられるようになり、よりNFTが身近なものになっていくと、そのように感じています。
次回は各業界でどのような恩恵があるのか、そこに着目してブログを書いていきたいと思います。

ではまた次回のブログでお会いしましょう!

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